その４

☆国道・雨・スピード・約束・うそ☆


留守電のうその約束

雨の国道 ひらすら走る
うそを確かめるためだけに
確かめるのが怖いくせに
スピードあげずにいられない

きっと あの場所に
あの人はいない
はじめからわかってて
こんな真夜中に

わずかな未練が
アクセルを踏ませ
絶望に向かって
確かめずにいられない
うその約束

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あの日の国道 海沿いの１１６号
雨の約束 忘れられずに

何回自分に うそをつき
スピードあげて通りすぎて
気持ちを知らないふりをした

だけど雨の日は
気がつくと１１６号
どこまでもあなたを忘れられずに

涙で見えないウインドーを
ワイパーでかき消して
どこまでもあの笑顔を
追いかけている